世界最高水準の電力付加効率達成のモバイルWiMAX用RFパワーアンプ「DC12シリーズ」

　ディー・クルー・テクノロジーズは、モバイルＷｉＭＡＸ用ＲＦパワーアンプ「ＤＣ１２シリーズ」として、「ＤＣ１２０２」（２.５ギガヘルツ）と「ＤＣ１２０３」（３.５ギガヘルツ）を開発した。サンプル価格はそれぞれ１千円（税抜き）となっている。

　 １０月から北米、台湾、国内の主要顧客に順次サンプル提供を始め、０９年第１四半期から量産品の提供を開始する。

　 新製品は、新しく開発したパワーアンプの低消費電力化技術ＨｉＰＡＥ（高電力付加効率）テクノロジーと最新のＳｉＧｅプロセスを用いており、送信出力２４ｄＢｍ時に２５％と世界最高水準のＰＡＥ（電力付加効率）を達成している。

　 これにより今後、普及が見込まれるモバイルＷｉＭＡＸ機器に低消費電力と長時間のバッテリ動作を提供する。

　 電源電圧は３.３Ｖ。パッケージは４×４×０.５ミリメートルのＱＦＮ２４で供給される。

　 同社では、今回開発したＨｉＰＡＥテクノロジーを用い、ＬＴＥに代表される次世代モバイル通信技術に対応した低消費電力、高効率のパワーアンプ製品の開発も強力に進めるとしている。