USBソフトウェアを内蔵したマウス・キーボード接続専用のUSBホストコントローラLSI「SIR72U01」

　セイコーエプソンは、ＵＳＢソフトウエアを内蔵したマウス・キーボード接続専用のＵＳＢホストコントローラＬＳＩ「Ｓ１Ｒ７２Ｕ０１」を開発、サンプル出荷を開始した。サンプル価格は６００円（税抜き）。

　最近は、様々な機器でユニバーサルデザインを採用し、使いやすさを向上する動きが高まっている。特にマウスやキーボードは、安価で手軽なユーザーインターフェイスツールとして、パソコン以外の組込み機器での利用が広がっている。

　しかし、組込み機器にマウス・キーボード接続を実現するには、ＵＳＢの知識習得やソフトウエア開発、安価な８ビット・１６ビットＣＰＵにはＵＳＢホスト機能が搭載されていないといった課題を解決する必要があった。

　新製品は、マウス・キーボード接続のためのＵＳＢソフトウエアをすべてチップに内蔵しているため、機器開発者は使用する上でＵＳＢの知識が一切不要だ。

　また、安価な８ビット・１６ビットクラスのＣＰＵとの接続・制御に対応しているため、短期間で容易に組込み機器におけるマウス・キーボード接続を実現することができる。

　パッケージは、７ミリメートル角の４８ピンＱＦＮおよび９ミリメートル角の４８ピンＱＦＰで供給される。