2.5メガヘルツのスイッチング周波数をサポートする超小型昇降圧レギュレータIC2品種

　アナログ・デバイセズ（ＡＤＩ）は、業界で初めて最高速度２・５メガヘルツのスイッチング周波数をサポートする超小型の昇降圧レギュレータＩＣ２品種、出力電流６００ｍＡの「ＡＤＰ２５０３」と同１Ａの「ＡＤＰ２５０４」を発表した。

　現在、サンプル出荷中で、単価は1000個受注時１.４ドル（参考価格）。

　入力電圧は２.３Ｖから５.５Ｖの範囲で動作し、固定出力電圧範囲は２.８Ｖから５Ｖ。

　同ＩＣは、入力電圧よりも高い電圧、低い電圧どちらも出力できる。また、独自の新しい電流モード昇降圧アーキテクチャの採用により、入力変動や負荷変動におけるグリッチのないモード切り替えと優れた過渡特性を実現している。

　無負荷時静止電流は、パワーセーブモードで３８マイクロＡという業界で最も低い値を実現した。

　超高速スイッチング速度により、他のソリューションの半分のサイズで低コストの積層インダクタが使用できる。外付け部品点数も３点で構成でき、携帯端末機などの小型化に適す。

　パッケージは、３ミリメートル角１０ピン薄型ＬＦＣＳＰで供給される。