ブルートウース向け1608サイズで低損失・高減衰特性の積層バンドパスフィルター

　ＴＤＫは１７日、１.６×０.８×０.５５ミリメートルサイズ（１６０８サイズ）で、従来品と同等の低損失で高減衰のフィルター特性を実現した積層バンドパスフィルター（ＢＰＦ）を開発し、本格量産を開始したと発表した。サンプル価格は５０円。生産能力は月間１千万個となっている。

　 新製品は２.４ギガヘルツ無線ＬＡＮ、ブルートゥース向けとして開発した。ＬＣから構成される共振器を小型化するとともに、高Ｑを確保するインターデジタル共振器の採用、共振器接続部における低損失構造の新たな設計によって、従来製品（２０１２サイズ）に比べ体積で４０％の小型化を実現した。

　 しかも挿入損失は２.５デシベル、減衰量は１９２０―１９９０メガヘルツで４０デシベル、２１１０―２１７０メガヘルツで２５デシベル、４８００―５０００メガヘルツで３０デシベルを確保した。