M2M無線通信向け16ビットCPUコアのセキュアマイコン「AE470G」

　ルネサス　テクノロジは、Ｍ２Ｍ（Ｍａｃｈｉｎｅ―ｔｏ―Ｍａｃｈｉｎｅ）無線通信用途向けセキュアマイコン「ＡＥ４７０Ｇ」を製品化し、１０月からサンプル出荷を開始する。

　 サンプル価格は３００円。量産は０９年１月から月２万個で開始し、同１０月には同５０万個を予定している。

　 新製品は１６ビットＣＰＵコア、１４４ＫバイトＥＥＰＲＯＭ、２８８Ｋバイト　マスクＲＯＭを搭載している。ＥＥＰＲＯＭは書き換え５０万回、書き換え後のデータ保持１０年を可能としている。

　 さらに、乱数発生器やＤＥＳ暗号対応コプロセッサなどのセキュリティ対応機能、ＩＳＯ/ＩＥＣ７８１６―３準拠半二重ＵＡＲＴのインターフェイスを備えている。

　 こうした特徴により、携帯電話の認証、自動販売機、ＰＯＳ、自動検針システムなど高いセキュリティレベルが要求されるＭ２Ｍアプリケーションへの適用が可能だ。また、これらの装置は屋外に設置されることも多いことから、マイナス４０度―プラス１０５度Ｃと広い動作温度範囲を保証している。

　 パッケージは５.０ミリ×６.０ミリ、厚さ０.６５ミリの面実装型８ピンＵＳＯＮを採用して小型化を図った。