トリプル・レート　SDIデュアル・チャンネル・トランシーバ「LMH4345」など3品種

　ナショナル　セミコンダクター　ジャパンは、業界初のトリプル・レート（３Ｇ/ＨＤ/ＳＤ）シリアル・デジタル・インターフェイス（ＳＤＩ）デュアル・チャンネル・トランシーバ「ＬＭＨ４３４５」の発売を発表した。

　 同時に、ＨＤ/ＳＤ　ＳＤＩデュアル・チャンネル・トランシーバ「ＬＭＨ４０４５」とＳＤ専用の「ＬＭＨ４０７５」も発売した。これら新製品は、２チャンネル送受信機能を内蔵しており、放送用ビデオ機器、ビデオカメラなどの小型化、低消費電力化を実現する。

　 ３種のＳＤＩトランシーバは現在、サンプル出荷中で、量産品出荷は０９年第１四半期を予定している。単価は１００個一括購入時で「ＬＭＨ４３４５」が５５ドル、「ＬＭＨ４０４５」が４９ドル、「ＬＭＨ４０７５」が３０ドル。

　 「ＬＭＨ４３４５」に内蔵されたＳＤＩは毎秒２７０メガ、１.４８５ギガ、２.９７ギガビットのデータレートをサポートしており、ＤＶＢ―ＡＳＴ、ＳＤ、ＨＤのほか、新しい３Ｇ―ＳＤＩ規格に対応している。レシーバはクロック/データ・リカバリ回路を内蔵しており、入力データレートの自動検出、クロック抽出などを行う。

　 「ＬＭＨ４３４５」は、３０ピコ秒の出力アライメント・ジッタ特性と、０.６ＵＩ以上の入力ジッタ耐力を持つ。

　 新製品３種の動作温度範囲はマイナス４０度―プラス８５度Ｃ、パッケージは１００ピンＴＱＦＰとなっている。