帯域幅3メガヘルツの産業プロセス制御向けデュアル・オペアンプ「ADA4091-2」

　アナログ・デバイセズ（ＡＤＩ）は、入力に過電圧保護回路を備えた低電力、単一電源、帯域幅３メガヘルツの産業用プロセス制御向けデュアル・オペアンプ「ＡＤＡ４０９１―２」＝写真＝を発表した。

　現在、サンプル出荷中で、量産出荷は１１月の予定。単価は、1000個受注時で１.８０ドル（参考価格）となっている。

　新製品は単一電源で３―３６Ｖ、２電源でプラスマイナス１.５―同１８Ｖの範囲で動作する。入力は電源電圧プラスマイナス１５Ｖの場合は、電源電圧範囲を１２Ｖ超えるまで、電源電圧同５Ｖの場合は、電源電圧範囲を２５Ｖ超えるまで過電圧保護回路により保護される。このほか、１アンプ当たり３５０マイクロＡの低消費電流、５００マイクロＶの低オフセット電圧、０.５Ｖ／マイクロ秒のスルーレートといった特徴を持つ。動作温度範囲はマイナス４０度―プラス１２５度Ｃを保証している。

　こうした特徴から、産業用プロセス制御、センサー、電源制御などへの適用が有効となっている。

　パッケージは８ピンＬＦＣＳＰなどで供給される。