低位相雑音・低ジッタ特性のSAW発振器単出力タイプの「EG-9000GC」と電圧制御型「EV-9000GB」

　エプソントヨコムは、ギガヘルツ帯（８００メガ―２.５ギガヘルツ）の周波数を基本波で出力する低位相雑音・低ジッタ特性のＳＡＷ発振器として、単出力タイプの「ＥＧ―９０００ＧＣ」と電圧制御型の「ＥＶ―９０００ＧＢ」を開発した。０９年度上期に商品化を予定している。

　発振素子に高いＱ値、低挿入損失、高い耐電力特性と優れた周波数温度特性を持つＮＳ―３４Ｒを内蔵し、独自の高周波回路技術を駆使することで、高性能を実現した。

　特に通信、計測などの高周波、高精度クロックを必要とする用途に適する。また、マイクロ波帯を応用した市場で、様々な新技術発掘や、新商品開発への貢献が期待できる。

　電源電圧は３Ｖ。消費電流は３８ミリＡ。サイズは「ＥＧ―９０００ＧＣ」が１０ミリメートル角×２.８ミリメートル、「ＥＶ―９０００ＧＢ」が１４×９×２.８ミリメートル。