ディファレンシャルペア伝送方式採用で高速伝送を実現したバックプレーン用コネクタ

　タイコ　エレクトロニクス　アンプ（川崎市高津区、江部秀社長）はこのほど、ディファレンシャルペア伝送方式の採用で１０プラスＧｂｐｓの高速伝送を実現した高密度＆低コストのバックプレーン用コネクタ「Ｚ―ＰＡＣＫ　ＴｉｎＭａｎ　Ｈｉｇｈ　Ｓｐｅｅｄ　�VＨｉｇｈ　Ｄｅｎｓｉｔｙ　Ｂａｃｋｐｌａｎｅ　Ｃｏｎｎｅｃｔｏｒ」を販売開始した。

　 新製品は、高密度、高速伝送が求められるバックプレーンシステムに低コストなソリューションを提供。ディファレンシャルペアによる伝送方式で、１０プラスＧｂｐｓ、インピーダンス１００Ωを実現している。

　 インピーダンスコントロール特性とクロストークノイズの低減を高い次元で両立。

　 コンタクト部に２点接触構造を採用するなど、優れた接触信頼性を確立している。

　 カードスロットピッチ１６.２５ミリメートル対応３ペア品、２０.３２ミリメートル対応４ペア品、２５.４ミリメートル対応５ペア品、３０.４８ミリメートル対応６ペア品の４種類をラインアップしている。

　 ミッドプレーン構造におけるクロスコネクト（Ｏｒｔｈｏｇｏｎａｌ）アプリケーション用もラインアップ。垂直取付型ヘッダ、水平取付型リセプタクルに加え、水平取付型ヘッダ、垂直取付型リセプタクルもラインアップを予定している。

　 モジュラシステム対応。Ｂｅｌｌｃｏｒｅ/Ｔｅｌｃｏｒｄｉａ準拠。ＲｏＨＳ指令対応。

　 製品仕様は、温度範囲マイナス６５度―プラス１０５度Ｃ。定格電流０.５Ａ/１コンタクト温度上昇３０度Ｃ以下）。耐久性２００サイクル。耐電圧５００ＶＡＣ。特性インピーダンスはディファレンシャル１００Ωプラスマイナス１０％。