USB2.0Hi-Speed高速伝送に対応、超小型5極コネクタ。最大480Mbps。

　ＳＭＫは３日、携帯電話やＤＳＣなどの小型機器向けに、ＵＳＢ２.０Ｈｉ―Ｓｐｅｅｄ高速伝送に対応した業界最小の「超小型５極コネクタ」を開発、サンプル出荷を開始したと発表した。

　 携帯電話やＤＳＣなど小型機器の高性能化に伴い、伝送信号速度の高速化が進み、外部接続コネクタでも高速伝送対応、かつ小型化要求が強まっている。

　 新製品はこれらのニーズに対応した、ＵＳＢ２.０Ｈｉ―Ｓｐｅｅｄの信号伝送が可能な超小型・５極のインターフェイスコネクタ。最大４８０メガｂｐｓ高速伝送に対応し、携帯電話、ＤＳＣ、携帯音楽プレヤーなどの小型機器とパソコンの接続用、および充電器向けに適している。

　 コネクタサイズは業界最小を実現（同社マイクロＵＳＢコネクタ比で基板占有面積３７％減）、基板の省スペース化を図り、機器のさらなる小型化に貢献する。フルシールド構造を採用することで、ＥＭＩ対策にも配慮している。

　 レセプタクルサイズは幅４.６×奥行き５.８×高さ２.８ミリメートル。極数は電源用２極、信号用３極の計５極。電源ラインと信号ラインの接触タイミングをずらすシーケンシャル構造を採用している。

　 レセプタクルとプラグの嵌合方法はハーフロック構造を採用し、挿抜の安定化を実現した。レセプタクルはシェルのスルーホール方式により、実装強度を高めている。ＲｏＨＳ指令適応品。

　 用途は携帯電話、ＤＳＣ、携帯音楽プレヤー、ＰＤＡなどの小型機器。サンプル価格は１セット５００円となっている。

　 主な仕様は、定格電圧電流ＡＣ３０Ｖ　０.５Ａ。接触抵抗３０ｍΩ以下。絶縁抵抗ＤＣ５００Ｖ　１０００ＭΩ以上。耐電圧ＡＣ５００Ｖ　１分間。使用温度範囲マイナス２０度―プラス７０度Ｃ。挿抜寿命５千回。