世界最速7.2ギガヘルツ動作、×32ビット構成1ギガビットXDR DRAM

　エルピーダメモリ（坂本幸雄社長）は、世界に先駆け×３２ビット構成の１ギガビットで、世界最速の７.２ギガヘルツ動作を達成したＸＤＲ　ＤＲＡＭを製品化、サンプル出荷を開始した。量産出荷は４月を予定している。

　 新製品は、グラフィックメモリーで最速のＧＤＤＲ５をさらに上回る７.２ギガヘルツの超高速動作、１デバイスで２８.８ギガバイト/秒のデータ転送レートを実現した。

　 設計プロセスは６５ナノメートルを採用している。１.５Ｖ低電圧駆動、×３２ビット・インターフェイスの採用により、×１６ビット構成の５１２メガビットＸＤＲ　ＤＲＡＭの２個搭載に比べ、消費電力を３５―４０％削減、かつ省スペースを実現し、１チップソリューションを顧客に提供する。

　 主な拡販対象はゲーム機、ブルーレイディスク（ＢＤ）レコーダなどのフルＨＤ対応により、高いバンド幅を必要とする高性能機器。