太陽電池モジュール用にUL認証を取得したコネクタ

　ＳＭＫは２９日、同社が太陽光発電システム向けに販売している「太陽電池モジュール用コネクタ」について、このほど米国市場向けにＵＬ認証を取得したと発表した。欧州市場向けＴＵＶ認証に加え、今回ＵＬ認証を取得したことにより、今後、北米市場に向けても積極的な拡販を展開する。
　太陽光発電システムは、欧州を中心に注目され需要が拡大しており、米国でも今後の成長が期待されている。

　太陽光発電システムでは、複数の太陽電池モジュールをケーブルで接続し屋根の上などに設置するが、ケーブル同士をつなぎ合わせるために中継コネクタが使用される。屋外に設置するため、コネクタには防水性や耐候性が求められ、設置時の作業性も重要となっている。

　同社は、接触性能・防水性・作業性に優れた太陽電池モジュール用コネクタを開発、販売開始していたが、このほどＵＬ認証を取得したもの。

　同社の太陽電池モジュール用コネクタの特徴としては、独自の多点接触構造により優れた接触性能を確保（特許出願中）。

　独自の防水構造（上下カバー方式）により、工具なしでケーブルの防水処理が容易に行え、防水性、作業性に優れている（特許出願中）。ロック機構付きで、ロック部は手で外せない構造（特許出願中）。大電流に対応する。

　導電性に優れた銅合金バネ材を使用している。耐候性、難燃性（ＵＬ９４Ｖ―０）に優れた樹脂材を使用。ＵＬ認証取得品。ＴＵＶ認証取得品。ＲｏＨＳ指令適合品。

　サンプル価格は１セット５００円（ケーブル除く）。生産能力は月産５０万個。

　主な仕様は、定格電圧電流１０００Ｖ３０Ａ（ＴＵＶ規格）、６００Ｖ２８Ａ（ＡＷＧ１２電線）／２５Ａ（ＡＷＧ１４電線）（ＵＬ規格）。使用温度範囲マイナス４０度―プラス９０度Ｃ。