カーネットワーク向け8系統の非同期サンプルレートコンバータIC「SM5958AF」

　セイコーＮＰＣ（五味佳文社長）は、カーマルチメディアネットワークに向けた８系統の非同期サンプルレートコンバータＩＣ「ＳＭ５９５８ＡＦ」のサンプル出荷を開始した。４月から量産を始め、月産１０万個を予定している。サンプル価格は１４００円。

　ＳＭ５９５８ＡＦは、ブルーレイディスクやデジタル放送などのマルチチャンネル／ハイサンプリングレート化が進むオーディオ信号について、カーマルチメディアネットワークへの受け渡しを容易にする８チャンネル構成の非同期サンプルレートコンバータＩＣ。

　ＳＭＭＣ社が開発した高速ローカルバスＭｅｄｉａＬＢをサンプルレートコンバータとしては業界で初めてサポートする。マルチメディア系車載ＬＡＮ規格、ＭＯＳＴ（マルチメディア・オリエンテド・システム・トランスポート）ネットワーク技術システムのネットワークコントローラ（ＩＮＩＣ）に搭載されている。

　８チャンネル構成、入出力非同期動作とすることで、オーディオシステムとネットワーク間のサンプルレートの相違や同期関係を気にせず、７.１チャンネル／５.１チャンネル／４チャンネルなどのオーディオ信号の受け渡しを可能にする。