高速でJPEGデータが扱える画像処理アプリプロセッサ「S1C33L19」

　セイコーエプソンは、高速で簡単にＪＰＥＧデータが扱える画像処理アプリケーションプロセッサ「Ｓ１Ｃ３３Ｌ１９」のサンプル出荷を４月から開始する。

　 サンプル価格は１４５８円。量産出荷は７月を予定している。月産５０万個を見込む。

　 出荷形態はベアチップ、ＴＱＦＰとＢＧＡパッケージの３種類。

　 新製品は、負荷が大きいＪＰＥＧ処理を内蔵ハードウエアアクセラレータで処理することで、従来のソフトウエア処理に比べ約２倍（同社比）の高速処理を実現した。

　 また、同社が準備するシンプルなＪＰＥＧデコーダ/エンコーダＡＰＩが、ユーザーアプリケーションプログラムへの組み込みをサポートする。

　 これにより、写真などのＪＰＥＧ画像データが容易に高速伸張・圧縮ができるため、表現力の向上とデータの削減が可能になった。

　 さらに、伸張した画像データはハードウエア・マルチウインドウ機能（ピクチャ・イン・ピクチャ）によって、ユーザーの思い通りの位置に高速な重ね合わせ描画が可能だ。