車載カメラ向けCMOSイメージセンサーAutoVision「OV7960/62」2品種

　米オムニビジョン・テクノロジーズ（ＯＶＴ、ショー・ホンＣＥＯ）の日本支社（薄井明英社長）はこのほど、車載用ビデオカメラの需要増に対応、小型、高性能のＳｏＣ型ＣＭＯＳイメージセンサー“ＡｕｔｏＶｉｓｉｏｎ”「ＯＶ７９６０」、「ＯＶ７９６２」を発表した。

　 新製品は６.６７×７.１２×０.７１ミリメートルという世界最小サイズの６２ピンＣＳＰ無鉛パッケージで供給する。量産開始は０９年第３四半期を予定。

　 自動車用リアビューカメラや死角検知システムなど、ドライバー支援システムで、より鮮明な画像の実現をめざした車載カメラ設計仕様ニーズを満たす高感度センサー。１２Ｖ/ルクス・ｓｅｃと業界トップレベルの高感度を達成している。

　 ＯＶ７９６０はインターレースＮＴＳＣ/ＰＡＬ信号方式に最適化、車載ＬＣＤ画面や７５Ω負荷のデバイスへ直接出力できる。また、ＯＶ７９６２はデジタルプログレッシブおよびアナログ用途に最適化した。両製品ともに、マイナス４０度Ｃ―プラス１１５度Ｃの広い温度範囲に対応しＡＥＣ―Ｑ１００グレード２を満たしている。

　 ＯＶＴは、１９９５年に創業、自動車向けＣＭＯＳイメージセンサー分野では、世界シェア５０％以上を誇る。０８年４月期の売上高は約８００億円。