パラレル/シリアル両ボード対応ボードコンピュータシャーシ

　シュロフは、パラレルバスボード用スロットとシリアルバスボード用スロットの両方を兼ね備えたシャーシ「ハイブリッドプラットフォーム」（２種）を発売した。

　 産業機器などの分野で、既存のパラレルバスボードの資産を活用しながら、先端のシリアルバスボードが導入できる。ボードコンピュータの拡張バスとして、より高速な伝送が行えるアドバンスドＴＣＡ、コンパクトＰＣＩ　Ｅｘｐｒｅｓｓなどシリアルバス規格が登場しているが、産業機器分野を中心にＶＭＥ、コンパクトＰＣＩなどパラレルバス規格も数多く使用されている。

　 シュロフが開発したハイブリッドプラットフォームは一つのシャーシで、パラレルバスボード、シリアルバスボードに対応する新コンセプトのシャーシ。これまでのパラレルバスボード資産を、そのまま使用しながらシリアルバスボードを追加することが可能となる。

　 発売したハイブリッドプラットフォーム２種は「コンパクトＰＣＩとマイクロＴＣＡ」「ＶＭＥ６４ｘとＶＸＳ」という組み合わせの製品。

　 「コンパクトＰＣＩとマイクロＴＣＡ」の製品は「３プラス１Ｕ」サイズで、両バスとも各５スロット備える。参考価格３２万円。

　 「ＶＭＥ６４ｘとＶＸＳ」タイプは、タワー型でＶＸＳ３スロット、ＶＭＥ６４ｘ４スロットを備える。同３５万円となっている。