HDMIバージョン1.4準拠のHDMI　LSI車載用据置用など各種

　パナソニック　セミコンダクター社は、ＨＤＭＩ最新規格バージョン１.４準拠の世界初のＨＤＭＩＬＳＩを開発し、今月末から順次サンプル出荷を開始する。

　 開発したのは、据置用３Ｄ規格対応の「トランスミッタＭＮ８６４７０５（パッケージ１２８ピンＱＦＰ）、レシーバＭＮ８６４７７３（１４４ピンＱＦＰ）」、モバイル用タイプＤコネクタ規格・３Ｄ規格対応「トランスミッタＭＮ８６４７１６（４９ピンＢＧＡ）」、車載用タイプＥコネクタ規格対応「車載用ＨＤＭＩトランスミッタＭＮ８６４７０７１ＵＢ、１００ピンＱＦＰ」「車載用ＨＤＭＩレシーバＭＮ８６４７７０ＵＢ（１４４ピンＱＦＰ）」。

　 今後、商品化が期待される３Ｄ映像視聴が可能な据置型ＡＶ機器やモバイルＡＶ機器、車載ＡＶ機器モバイル用、車載用は今月末からサンプル出荷を開始する。据置型トランスミッタは９月に、据置型レシーバは１０年にそれぞれサンプル出荷を始める。

　 据置型とモバイル用は３Ｄ映像を伝送するための各種フォーマット対応により、電装フォーマットにかかわらずＨＤＭＩによるデジタル接続ができる機器を容易に実現できる。

　 モバイル用はケーブル径が細いため電装信号が減衰しやすいタイプＤコネクタの信号を補正する機能を小型パッケージに搭載した。

　 車載用はタイプＥコネクタを使用した車載ハーネスに対応し、車載品質も満足させてＨＤＭＩデジタル接続対応車載ＡＶ機器を実現できる。