ドットマトリックスLCDコントローラドライバー「NJU6645」

　新日本無線は、１６×１６ドット文字を１６ケタ６行表示対応で、漢字ＲＯＭを内蔵したドットマトリックスＬＣＤコントローラドライバー「ＮＪＵ６６４５」を発売した。サンプル価格は６５０円で、８月から量産を行う。

　新製品は、ビジネスホンやオーディオ機器向け。これらの用途では、漢字対応、高精細表示ニーズが高まっている。

　ＮＪＵ６６４５の最大の特徴は、従来１２×１２ドットキャラクタ表示が主流だった中で、１６×１６ドットの高精細のキャラクタに対応。さらに従来外付けだった漢字ＲＯＭを内蔵し、性能とシステムコスト低減を両立する。

　内蔵漢字ＲＯＭは、ＪＩＳ第一・第二水準、ＪＩＳ非漢字、半角文字をサポート。ＬＣＤドライバー前段のＣＰＵは、簡易的な漢字コードを出力するだけで、漢字表示が可能。ＣＰＵへの負荷が軽減され、８ビットＣＰＵなど安価なＣＰＵを使用できる。

　キャラクタだけでなく、ロゴなどの表示にも対応。表示デューティは「１８分の１」から「９８分の１」まで６種類選択可能。電源電圧は２.４―３.６Ｖとなっている。