切手サイズの小型指紋認証モジュール「MK67Q5250」

　ＯＫＩセミコンダクタ（榎本博社長）はこのほど、切手サイズの小型指紋認証モジュール「ＭＫ６７Ｑ５２５０」の量産を開始した。

　指紋センサーや指紋認証処理用ＬＳＩなど、指紋認証に必要なすべての部品をほぼ切手と同じ大きさの基板に搭載したもの。同社のＬＳＩ「ＭＬ６７Ｑ５２５０」とＡｕｔｈｅｎｔｅｃ社製指紋センサーを採用している。

　モジュール単体で、指紋データの登録、認証、登録データ管理といった機能を実現し、あらゆるシステムへの指紋認証システム搭載を容易にする。

　また、ＭＬ６７Ｑ５２５０のソフトウエア開発キット（ＳＤＫ）も改良、低消費電力なＡｕｔｈｅｎｔｅｃの新スライドセンサー「ＡＥＳ１７１１」に対応したソリューションを「ＳＤＫバージョン４」として開発している。新センサーに対応したことにより、スタンバイ電力の大幅な低減を実現し、スイッチを設けることなくバッテリ駆動機器への搭載を可能にした。

　内蔵フラッシュメモリーへの最大指紋登録指数も従来の１５本から４５本にアップし、ファームウエアアップデート機能を追加するなど、アプリケーション実現の上で、使い勝手を向上させている。