LED向け高リプルの入力用アルミ電解コンデンサ

　ルビコンは、ＬＥＤ向けに入出力用の小型、高性能アルミ電解コンデンサをラインアップした。すでに出力用は「ＺＬＪシリーズ」を量産しているが、加えて入力用として高リプル品「ＢＸＦシリーズ」を開発した。すでにサンプル対応中で、年内にも量産を開始する。

　 ＬＥＤは白熱電球や蛍光灯に代わる新たな光源として照明機器への展開が進んでいる。また薄型テレビもさらなる省エネ化に向けてＬＥＤバックライト形式の採用が韓国メーカーを中心に進んでいる。

　 こうした動きを踏まえ、ＬＥＤ用途に最適な製品のラインアップを強化した。新製品の「ＢＸＦシリーズ」は、耐リプル特性に優れた新開発の電極箔と、新規セパレータの採用により、小型化かつ高性能・長寿命を実現させた製品。従来の「ＢＸＣシリーズ」との対比では、１サイズの小型化を達成しており、機器の小型化に寄与することが可能。

　 サイズはφ１０×１６―φ１８×２０ミリメートル。静電容量は１６０―４５０Ｖ定格で、１０―２２０μＦをカバーする。

　 同社では、出力用コンデンサとしても同様に長寿命、小型、高リプル品となる「ＺＬＪシリーズ」をラインアップしている。

　 省スペースでの使用可能な長寿命、高リプル品の要求が高まる中、１０５度Ｃで１万時間を実現した「ＢＸＦシリーズ」、「ＺＬＪシリーズ」の組み合わせで多様化するＬＥＤへの対応が可能となる。