HEV/EVのインバータ向けIGBTゲート駆動用ファトカプラ

　アバゴ・テクノロジーは、ハイブリッド車（ＨＥＶ）/電気自動車（ＥＶ）のインバータ向けに、小型で動作温度範囲が広いＩＧＢＴゲート駆動用フォトカプラを発表した。サンプル価格は４５０円から。

　 新製品「ＡＣＰＬ―３６ＪＶ」は、インバータや高出力スイッチング電源に使用されるＩＧＢＴ、パワーＭＯＳＦＥＴのゲート駆動用途向け。ピーク電流２.５ＡのＩＧＢＴゲート駆動能力を持つ。非飽和検出やフォルト・ステータス・フィードバック機能を内蔵している。車載用に開発した高信頼性ＬＥＤを採用し、マイナス４０―プラス１０５度Ｃの広い動作温度範囲を誇る。

　 ゲート駆動電源電圧が低い場合にゲートをオフにするアンダーボルテージ・ロックアウト（ＵＶＬＯ）機能、高い同相除去（ＣＭＲ）性能、インバータ効率を改善する高速応答性を備える。ＡＥＣ（ＡｕｔｏｍｏｔｉｖｅＥｌｅｃｔｒｏｎｉｃｓＣｏｕｎｃｉｌ）が定める品質認定フロー「ＡＥＣ―Ｑ１００」のグレード２に対応している。

　 パッケージは、１６ピン表面実装タイプのＳＯ―１６を採用している。