赤・緑・青３原色（RGB)合計21Wのレーザー光源モジュール

　ソニーは、赤・緑・青３原色（ＲＧＢ）合計で２１Ｗ（５千ルーメン相当）の高出力レーザーを５３０立方メートルの小型パッケージに収めたＲＧＢレーザー光源モジュールを開発した。デジタルシネマ用など大型プロジェクタ向けで提案していく。

　 新開発のＲＧＢレーザー光源モジュールは、赤と青には半導体レーザーを、緑には高出力な固体ＳＨＧ（２次高調波）レーザーを用いている。赤と緑のレーザーは自社開発。３色のレーザーは赤１０Ｗ、緑６Ｗ、青５Ｗの合計２１Ｗという高出力とともに、平均１８％という高エネルギー効率を実現している。

　 同モジュールを利用することで高輝度化、長寿命化、低消費電力化、高コントラスト化、光学部品の小型化などが可能。明るさ１千ルーメン程度のホームシアター用プロジェクタなどのほか、複数モジュールを組み合わせることで１万ルーメン以上の大型プロジェクタなどにも活用できる。