マイコンの異常動作監視用システムリセットIC「NJU7291」

　新日本無線は、マイコンの異常動作を監視し、リセットするウオッチドッグタイマー内蔵システムリセットＩＣ「ＮＪＵ７２９１」を発売した。サンプル価格は１００円で、３月から量産を行う。

　 新製品は、電源電圧監視機能、マイコンの異常動作監視機能（ウオッチドッグタイマー）を１チップ化したリセットＩＣ。マイコンの異常を検知し、マイコンを初期化（リセット）して事故や不具合を防ぐ。

　 製造プロセスは、従来のバイポーラではなく、新たにＣＭＯＳを採用して低消費電力化、低電圧動作対応を実現した。動作電源電圧は２.５―７Ｖとなっている。

　 従来品では、ウオッチドッグタイマー監視時間とリセット出力遅延ホールド時間は、一つの外付けコンデンサで設定していたが、新製品では個別に外付けコンデンサで設定できる。

　 検出電圧精度はプラスマイナス１.０％を達成。鉛・ハロゲンフリーの小型表面実装パッケージ（２.９×４.０×１.０ミリサイズ８ピンＴＶＳＰ）と従来品と同じ８ピンＤＩＰの２種がある。