ホットスワップが可能なIICアイソレータ「LTC4310」2タイプ

　リニアテクノロジーは、ホットスワップが可能なI2Cアイソレータ「ＬＴＣ４３１０」の販売を開始した。１千個購入時の単価は１５０円から。

　 従来、I2Cの絶縁は、最大で四つのオプトカプラおよび特殊なバッファが必要であり、コストがかかる上にサイズも大きくなるという課題があった。

　 新製品では、ＳＤＡとＳＣＬの信号をエンコードし、四つの単方向チャネルに展開して絶縁バリア越しの送信を可能にする。さらに、ＬＴＣ４３１０をもう一つ使うことで、送信されてきたデータをデコードして再結合することができる。絶縁型I2Cや絶縁型電源、正電源と負電源間の通信をはじめとする様々な絶縁型アプリケーションでの利用に最適という。

　 また、I2Cの最大動作周波数に応じて２タイプをラインアップしている。ＬＴＣ４３１０―１は１００キロヘルツ　システム、ＬＴＣ４３１０―２は４００キロヘルツ　システムで利用されることが想定されている。パッケージは、１０ピンＭＳＯＰと１０ピン３ミリメートル×３ミリメートルＤＦＮで提供される。