電流モード固定周波数昇圧DC-DCコンバータ「LT3579」

　リニアテクノロジーは、フォールト保護機能を備えた電流モード固定周波数昇圧ＤＣ―ＤＣコンバータ「ＬＴ３５７９」を発売した。

　 価格は、４×５ミリ２０ピンＱＦＮパッケージ品が１千個受注時３３０円から、２０ピンＴＳＳＯＰパッケージ品が同３４５円からとなっている。

　 新製品は、２個の４２Ｖスイッチ（３.４Ａのマスタースイッチと２.６Ａのスレーブスイッチ）を内蔵している。これらのスイッチを連結し、電流を合計６Ａにできる。２.５―１６Ｖの入力電圧で動作し、４０Ｖまでの過渡電圧に耐えられ、１セルリチウムイオン電池から車載バッテリに至る入力源に対応する。

　 昇圧、ＳＥＰＩＣ、反転の各コンバータトポロジーにも構成できる。

　 効率は最大９０％で、スイッチを連結した場合、５Ｖ入力から昇圧１２Ｖでは最大１.７Ａ、反転マイナス１２Ｖの場合は１.２Ａ供給できる。出力の短絡、入出力の過電圧、過温度状態に対するフォールト保護機能を備えている。

　 大きな出力電流を必要とするアプリケーション向けにＬＴ３５７９―１も用意した。同―１のＣＬＫＯＵＴピンは、内部発振器から１８０度位相をずらした信号を出力し、マルチフェースアプリケーションで使用できる。