0.25ミリピッチの細線同軸コネクタ「FI-JPシリーズ」

　日本航空電子工業は、携帯電話やスマートフォンなどの小型機器向けに、業界最小クラスの０.２５ミリピッチを実現した超小型細線同軸用コネクタ「ＦＩ―ＪＰシリーズ」を開発した。

　 サンプル価格は、プラグ単体、レセプタクルともに各２００円。販売見込みは月間８０万個。

　 新製品は、耐ノイズ性を重視した０.２５ミリピッチ垂直接続の細線同軸用コネクタ。多軸ヒンジ構造の携帯電話でメーン基板から液晶に画像信号を伝送するハーネスでの使用や、高速シリアル通信などに最適。

　 たて差しタイプで業界最小クラスの０.２５ミリピッチを実現し、顧客の作業性と設計自由度向上に貢献する。嵌合時寸法は、奥行き２.５×ピッチ方向１７.２（５０芯時）×高さ１.１ミリメートル。プラグ側は小型化により、ハーネス加工後にφ２.７ミリメートルのヒンジ通過が可能。プラグ側とレセプタクル側のグランド接点部は金メッキとし、安定した接続を実現している。

　 適用電線は、細線同軸ＡＷＧ♯４４（被覆外径０.２５ミリメートル以下）/♯４６。レセプタクル側はエンボステープ供給による自動実装対応。
　 適用市場は、携帯電話、スマートフォン、デジタルカメラ、ＤＶＣなどの小型携帯機器。

　 極数は４０、５０芯。定格電流ＡＣ、ＤＣ０.２Ａ/１端子当たり。定格電圧ＡＣ、ＤＣ５０Ｖ/１端子当たり。使用温度範囲マイナス４０―プラス８５度Ｃ。挿抜寿命２０回。