電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
10月14日 101014_02 エプソントヨコム ユニット センサーモジュール 一般産業用

QMEMS技術を使った小型・高性能な慣性計測ユニット(IMU)


 エプソントヨコムは、QMEMS技術を用いた水晶ジャイロセンサーによって培った技術を基に、新たに高精度・高安定・小型の慣性計測ユニット(IMU)を製品化に向けて開発している。11年4月に、開発サンプル出荷を開始する予定。

  現在開発中のIMUは、プラスマイナス300deg/sのジャイロセンサー3軸とプラスマイナス3Gの3軸加速度度センサーを搭載した小型IMU。

  角速度においては―6deg/hrのバイアス安定性と、―0.24deg/hrの角度ランダムウォーク性能という優れた特性を実現している。代表的な従来製品に比べ、それぞれ約4分の1、約8分の1の高安定・高精度を実現した。

  さらに、高精度補正技術によって、動作温度範囲内0.005(deg/s)/度Cという高いバイアス温度安定性を実現した。この特性についても、代表的な従来製品に比べて、約2分の1という安定度に当たる。

  一般的にセンサーは、安定性能と小型化は相反するが、同社ではQMEMS技術を精密にすることで、この性能を堅持しつつ、軽量なアプリケーションや可動機構への実装を容易にするパッケージの小型化を進めている。

  この製品は、産業・工業システムのモーション解析・制御、移動体制御、振動制御・安定化といった幅広い用途に向けて開発を進めている。



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