車両/船舶運航管理機器など向け組込みモジュール「Digi m130」

　米ディジインターナショナル（日本法人＝東京都渋谷区）は、ＧＳＭ/ＧＰＲＳとＧＰＳ、衛星通信（ＯＲＢＣＯＭＭサテライト）に対応する組込みモジュール「Ｄｉｇｉ　ｍ１３０」を発表した。車両/船舶運行管理（フリートマネジメント）機器や資産追跡システム用途向け。

　 新製品のｍ１３０は、携帯電話通信網と衛星通信網の双方に対応している。両通信網を容易に切り替えることができるため、携帯電話通信の受信範囲外で衛星通信に切り替えて、接続を維持するといった使用が行える。

　 また、５メートル以内の精度で位置情報を取得するＧＰＳ機能も内蔵。車両や製品などを地球規模で追跡するシステムを実現した。

　 同社では、フリートマネジメントシステムを容易に構築するための、クラウドコンピューティングプラットフォーム「ｉＤｉｇｉ」も提供する。

　 ｍ１３０のユーザーは、１１年４―６月までｉＤｉｇｉにアクセスすることができ、組込み機器開発だけでなく、アプリケーション開発やシステム開発も容易に行える。

　 ｍ１３０の価格は１万個受注時１６９ドル。開発キットの価格は１２９９ドルとなっている。