IGBTゲート駆動の車載グレード・フォトカプラ「ACPL-38JT」

　米アバゴ・テクノロジー（日本法人＝東京都目黒区、米山周社長）は、ハイブリッド車（ＨＶ）/電気自動車（ＥＶ）向けに、車載グレード・フォトカプラの新製品「ＡＣＰＬ―３８ＪＴ」を発表した。サンプル価格は５５０円から。

　 新製品は、ＩＧＢＴを過電流状態から保護するための非飽和検出/フォルト・ステータス・フィードバック機能を内蔵したＩＧＢＴゲート駆動フォトカプラ。ＡＥＣ―Ｑ１００グレード１のストレス試験条件を満たしており、マイナス４０―プラス１２５度Ｃの動作温度範囲で、安全な電気信号の絶縁を提供する。

　 また、電源の立ち上がり時など低電源電圧状態では、低電圧ロックアウト保護機能が出力を遮断し、ＩＧＢＴが不十分なゲート電圧で動作することを防ぐ。ＩＧＢＴのゲート駆動やインバータ装置、スイッチング電源装置などの車載および高温産業機器用途で高い性能を発揮するという。

　 パッケージ形態は、１６ピン・スモール・アウトライン・サーフェス・マウント・パッケージで提供され、海外の主要な工業安全規格にも準拠している。