高速・長距離伝送に適した150Gbps光アクティブケーブル

　日立電線は、インフィニバンドより伝送速度を２５％高速化させた１５０ギガｂｐｓ光アクティブケーブルを開発した。サーバーやストレージなどの機器の能力向上や、これらの機器間を結ぶインターコネクションの高速化に伴う、高速・長距離伝送に適した光アクティブケーブルへのニーズに対応して開発したもの。

　 開発品は、２４本のマルチモード光ファイバの両端に光電変換部を配した１２.５ギガｂｐｓ×１２ｃｈのパラレル光アクティブケーブル。コネクタ部は、インフィニバンド・トレード・アソシエーションにより規格化されたＣＸＰに準拠しており、コンパクトで取り扱い性に優れる。さらに、独自の設計技術で放熱性を高め、高温時でも良好なジッタ特性を実現した。データセンターの処理能力向上と省スペース化に貢献する。

　 同社では今後、１１年春までに量産技術確立を目指すとともに、さらなる性能向上を図っていく計画。