電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
1月13日 110113_02 インターシル 半導体集積回路 汎用リニアIC 一般産業用

FET内蔵の2チャンネル降圧型レギュレータ3品種


 米インターシル(日本法人=東京都港区、野崎真人社長)は、FETを内蔵した2チャンネルの降圧型レギュレータとして、最高変換効率95%を誇る新製品3種を発売した。価格は1千個受注時3.05ドルから。

  ISL8033と同8036は、1チャンネル当たり最大3A、同8022は2Aと1.7Aを出力する降圧レギュレータ。入力電圧範囲は2.85―6Vで、待機時電流40μA。

  いずれもピーク電流モード動作、極めて強いSANAデューティサイクルでの動作を可能にする一定周波数コントロールアーキテクチャ、優れたループ安定性、高速な負荷変動応答を特徴にしている。そのため、小容量の出力コンデンサが使用でき、電圧モード制御型の従来レギュレータに比べ、回路サイズを小型化できる。

  それぞれのチャンネルは180度位相がずれた状態でスイッチングするため、発生する入力リップル電流が小さく、フィルター要件も緩和されている。ループ補償回路内蔵で、外付けの補償部品の必要もない。

  同8033、同8036はスイッチング周波数1メガヘルツ動作で、同2.5メガヘルツと高速な同8033/Aと同8036/Aを用意した。高速品は最高6メガヘルツまでの外部クロックにも同期動作でき、回路サイズの縮小や、複数のスイッチングレギュレータ搭載機器で、スイッチング周波数同志のビート発生を防止できる。

  同8036は、2チャンネルそれぞれ3A出力し、二つのチャンネルを並列接続してシングルの6A出力レギュレータとしても動作できる。

  同8033は、出力過電流のスレッショルドを各チャンネルで設定でき、3Aと2A、2Aと2Aといった様々な負荷条件に応じた回路を構成できる。

  パッケージは、同8022が4×3ミリサイズの12ピンDFNを採用。同8033と同8036は、4ミリ角サイズの24ピンDFNを採用している。


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