基板単体電源でピーク出力600W　AC―DC電源

　コーセルは、３００Ｗのピーク出力対応型小型基板単体シングル出力ＡＣ―ＤＣ電源「ＬＦＰシリーズ」を開発・製品化した。産業用ロボット機器、チップマウンタ、半導体製造装置、アミューズメント機器、各種計測・分析機器などでの需要を見込み、３年後に年間７億円の売上げを見込んでいる。標準価格は１万４５００円。

　新製品は「定格の２倍のピーク出力実現・環境負荷軽減・小型化・低価格化」をコンセプトに開発した。

　業界初の基板単体電源で６００Ｗピーク出力を実現。同社の従来製品面積比で２３％の小型化を実現した。環境負荷を軽減、高調波電流規制に対応しており、全世界への輸出が可能。また、高い信頼性があり、無償補償期間は５年。

　ノイズ規格はＣＩＳＰＲ２２―Ｂ、ＦＣＣ―Ｂ、ＶＣＣＩ―Ｂ、ＥＮ５５０２２―Ｂに準拠。全世界に対応する安全規格とＣＥマーキング対応。安全規格はＵＬ（アメリカ）、Ｃ―ＵＬ（カナダ）、ＴＵＶ（ドイツ）を取得、電安法（日本）に準拠している。ＣＥマーキングは低電圧指令に適合。

　今後、同社は同シリーズの１００Ｗ／１５０Ｗ／２４０Ｗを開発する予定。