ワイド入力の小型基板型AC-DC電源「ZWS-Bシリーズ」

　TDKのグループ会社であるTDKラムダは、小型、軽量、高効率化を推進し、幅広い市場に対応したワイド入力の基板型AC―DC電源「ZWS―Bシリーズ」を開発し、受注を開始した。10―150Wの７モデルをラインアップし、標準価格は1700（10Ｗ）―7400円（150Ｗ）。

　新製品は、無負荷時の入力電力や消費電力の低い電源装置の要求が高まっていることに対応したもの。「ZWSシリーズ」の後継シリーズで、姉妹機種の高調波電流抑制を内蔵した「ZWS―BAFシリーズ」に加えたことで、事務機器から信頼性を要求する計測制御、汎用自動機まで、幅広いニーズへの対応が可能になった。

　高調波電流抑制回路を省いたシンプルな回路構成によって、内部損失を低減させ、従来モデルより最大38％の小型化、無負荷時の入力電力を約90％減と飛躍的に低減した。全負荷時では約5％の改善で最大91％の高効率化を実現した。

　さらに標準取り付け時に動作周囲温度50度C時で負荷率100％の使用を実現し、動作周囲温度-10―+70度Cを全モデルで保証するとともに、無償保証期間を５年にするなど、信頼性を高めた。

　サイズは、50×22×73.5ミリメートル（10W）―75×37×160ミリメートル（150W）。