軽負荷時の消費電力削減が可能なパワーモジュール

　タムラ製作所は、簡単な外付け部品によって容易にスイッチング電源が可能なパワーモジュール「EPMシリーズ」を開発、販売を開始した。

　新製品は、入力整流・平滑および出力平滑など、簡単な外付け部品を選定し、組み合わせることで電源回路が製作できる。特に軽負荷時および無負荷時の大幅な低消費電力を可能にした点が特徴。待機電力はDC140V入力の無負荷時で20mW、23mW、35mWを実現した。しかもDC110―450Vと、ワールドワイド入力およびPFC出力電圧対応。

　樹脂充填によって軽負荷時のうなり音を大幅に低減しており、サイズも33×31ミリメートルと小型化を実現した。また、保護機能は過電圧、過電流、過熱保護を搭載している。安全規格はIEC60335、UL1310、IEC60950などに準拠。

　出力は、5V/1A、12V/0.5A、12V／1A。

　AV、家電、情報処理、産業機器などのスタンバイ電源、小型電源など様々な分野の省エネ電源として利用できる。