電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
3月15日 120315_01 新日本無線 半導体集積回路 汎用リニアIC 一般産業用

圧電ブザー(圧電サウンダ)の音量を3倍にできるドライバーIC


 新日本無線は、体温計や血圧計などヘルスケア機器や時計などに搭載される圧電ブザー(圧電サウンダ)の音量を大きくできる業界初のドライバーICを発売した。6段階で音量調整も可能。「圧電ブザーを搭載する機器全てに提案できる。体温計だけでも数百万台市場であり、期待できる製品」(同社)とし、月産10万個規模で量産を開始している。サンプル価格は120円。

 ヘルスケア機器をはじめセキュリティ機器や時計などの機器には、操作音や警告音を鳴らすため、圧電ブザーが搭載されている。圧電ブザーの音量は、主に電圧の大きさにより決まる。

圧電ブザーの駆動は、マイコンから直接駆動する場合が多い。ただマイコンからの電力供給は3V程度にとどまり、十分な音量を確保できなかった。音量を確保したい場合には、マイコンと圧電ブザー間に、インダクタを用いて昇圧する駆動回路を追加して対応したが、消費電力や実装スペース面で課題を抱えた。

新日本無線が開発した新製品「NJU72501」は、音量確保用の駆動回路を、業界で初めてIC化した製品。IC内のチャージポンプ回路で3Vの入力を、最大3倍にまで昇圧。また、負電圧側の出力も行い、出力を倍増させるBTL出力にも対応し、最大6倍に増幅できる。これにより、推奨圧電サウンダである村田製作所製のPKLCS1212E2400―R1などを用いた場合、音圧を約3倍に高めることができる。

さらにチャージポンプ回路は、3段階で昇圧を切り替え可能。インダクタによる昇圧回路では固定されていた出力を、最大6段階(BLT出力時)で調整することもできる。そのほか、音の出力と連動して点灯するLED駆動機能も備える。

バッテリ駆動機器での搭載を前提に、消費電力も抑制している。待機時は1μA、動作時は0.3μAの低消費電流を実現した。パッケージサイズは3ミリメートル角。インダクタによる駆動回路に比べて、回路面積を約2分の1に、消費電力も約4分の1程度に抑えられる。

「インダクタ昇圧回路の出力は高周波成分も含まれるが、ICでは意図した波形の出力が行える点も長所」(同社)。


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