マクロステップ駆動のステッピングドライバーとモーターシステム

　山洋電気は、５相ステッピングシステム「ＳＡＮＭＯＴＩＯＮ　Ｆ５」のラインアップを拡充し、マイクロステップ駆動のＤＣ電源入力ステッピングドライバーとモーターのシステムを開発した。４月２日から販売開始する。高精度位置決め・低振動が求められる用途に適している。

　特徴は、静止角度誤差がプラスマイナス０.０５度である、高精度の位置決めが可能。高精度の電流検出によって従来品比で速度変動を５０％低減している。１分割、２分割などの動作角が大きな指令分解能でも、低速時にモーター駆動を低減できる。

　用途は、半導体製造装置、一般産業機械など。販売見込み台数は、ドライバーが初年度６千台、２年目６千台。オープンプライス。

　ドライバー仕様（ドライバー型番＝Ｆ５ＰＡＥ１４０Ｐ１００）は、主回路電源ＤＣ２４Ｖ／４８Ｖプラスマイナス１０％。主回路電源電流３Ａ。外形寸法１１８×２８×７５ミリメートル。質量２３０グラム。選択機能は、パルス入力方式（１入力方式／２入力方式）、低振動モード（低振動動作／マイクロステップ動作１／２５０）、分解能（２相モード／５相モード）、出力信号（相原点モニター／アラーム）、運転電流、ステップ角。保護機能は、過電流保護、回生制御（回生制御はオプション）。ＬＥＤ表示は、電源モニター、アラーム表示。適合モーターの結線方式は、新ペンタゴン結線。