入力3-60Vで動作する2ch降圧スイッチングレギュレータ

　リニアテクノロジーは、各チャンネル最大3Aの連続出力を供給する２チャンネル降圧スイッチングレギュレータ「LT3992」を発売した。価格は1千個購入時465円から。

　新製品は、3―60Vの入力電圧範囲で動作。車載用途で発生する負荷ダンプやコールドクランク状態の間でも、連続して出力電圧を安定化する必要のある用途に適する。入力、シャットダウン、ソフトスタート、電流制限などの各ピンはチャンネルごとに独立。複雑な電源トラッキング／シーケンシングが簡単に行える特徴もある。

　250キロ―2.25メガヘルツ　に設定でき、スイッチング周波数は、ノイズに敏感な注意を要する周波数帯を避けられる。内部コンバータは、プログラム可能な最大電流制限機能を備え、内蔵発振器、外部クロック入力に同期する。位相を180度ずらした動作で、電圧リップルが減少し外付け部品を小型化できる。

　電圧レールを追加する場合は、外部クロック出力を使い複数のレギュレータを同期動作できる。また、新製品は出力を結合し、6Aの電流供給も行える。

　パッケージは、5ミリメートル角サイズのQFN―32と、TSSOP―38の2種が用意されている。