高性能有線通信向け帯域幅2テラbpsで28ナノプロセスFPGA

　米ザイリンクス社は、高性能有線通信用途向けのFPGA「Virtex―７　X690T」の出荷を開始した。最大13.1ギガbpsで動作するGTHトランシーバを80個搭載し、1デバイスで2テラbpsの帯域幅を可能にする。

　新製品は、28ナノ製造プロセスを用いた「７シリーズ」の一つ。高速、スケーラブルで容易に組み込むことができるチップ間シリアルインターフェイスや、次世代通信システムの様々なボード間距離に対応し、最大の帯域幅を実現する堅牢な10ギガBASE―KRバックプレーンを実現する。

　最新の光モジュールへの優れたシグナルインテグリティインターフェイスで、最長80キロメートルのケーブル距離にも対応する。

　また、新製品は5月にも出荷される予定の3Dスタックドシリコンインターコネクト技術を用いた大容量FPGA「Virtex―７　X1140T」とフットプリントで互換性があり、容易に移行できる。なお、同X1140Ｔは、96個のGTHトランシーバを搭載する。