屋外取り付けFTTA用途向けバルクヘッド＆ケーブルアセンブリ

　タイコエレクトロニクスジャパン（川崎市高津区）は、ファイバ・ツー・ザ・アンテナ（FTTA）用途に最適化した屋外取り付けバルクヘッド＆ケーブルアセンブリ「FullAXS Fiber to the Antenna Rugged �Tnterconnect」＝写真＝を販売開始した。

　新製品は、バルクヘッド構造により、基板上のSFPトランシーバやパワーコネクタ、およびRJ45コネクタへのダイレクト接続を実現。WiMAXやLTEなどの次世代高速通信の屋外設備用接続ケーブルとして利用できる。

　メーカー間で微妙に異なるトランシーバのZ軸方向の取り付け位置の違いに対応できるコネクタ構造を採用。ケース内配線が不要となり、施工コストを低減できる。コネクタアウターシェルには耐候性樹脂を採用し、耐久性と軽量化を両立させた。 　接続部にはIP67の防水性能を備えたバイヨネットロック機構を採用。嵌合には工具や特別な技能を必要とせず、誰でも確実な取り付け作業が行える。

　接続部を保護するプロテクションキャップ付属。SFPトランシーバのＺ軸方向取り付け位置公差は、±3ミリメートル。筐体の落下に備え、バルクヘッド素材にはダイキャストを採用。終端処理は要望に応じて各種対応可能。

　製品仕様は、ケーブル引っ張り強度は150N。防水規格はIP67。アダプタフットプリントは36×36ミリメートル。使用温度範囲は-40―+70度C。嵌合回数は50回。