電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
5月17日 120517_02 アナログ・デバイセズ 半導体集積回路 専用IC 一般産業用

高いESD保護機能付きマルチポイント低電圧差動信号伝送トランシーバ


 米アナログ・デバイセズ社(ADI)は、マルチポイント低電圧差動信号伝送(M―LVDS)トランシーバとして、高いESD(静電放電)保護機能を搭載した「ADN469xEシリーズ」を発売した。IEC規格で8kVのESD保護に対応する。価格は1.05ドルから。

 M―LVDSは、一般的な高速差動信号伝送(LVDS)が1対1通信であるのに対し、1ペアの信号線で最大32ノードまで接続できる伝送規格。伝送速度は最大200メガbps。

 少ない信号線で多くのシステムを接続でき、コスト、消費電力、システムサイズなどの面でメリットがある。用途は、複数のボードコンピュータを使用する有線/無線通信インフラ機器やサーバー、産業・計測器など。

 マルチポイント通信のM―LVDSでは、ボードなどのノードの挿抜が頻繁に行われるため、挿抜時のESD対策が重要となる。それに対し、新製品のADN469xEシリーズは、IEC61000―4―2規格で8kV、HBM(人体モデル)法試験で15kVのESD保護機能を実現する。

 新シリーズには、半2重/全2重伝送版の2タイプがあるほか、それぞれ200メガbps版と、より安定した通信が行える100メガbps版の2タイプなどがある。同社では「Rx入力のノイズ耐性も競合品に比べ良好」としている。


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