超低照度用途向け高感度照度センサーISL29033

　米インターシルは、高感度照度センサーISL29033を発表した。0.0019ルクス までの線形感度特性を実現。濃色ガラス下での照度検出や設計時に課題の多い産業用機器用途など、一般的な光センサーの感度では不十分な超低照度用途向け。 　新製品はルクス範囲選択機能を備え、最適な感度設定のためのルクス範囲のプログラムが可能。消費電力は極めて低く、消費電流の代表値は動作時で55μA、シャットダウン時で0.01μAを誇る。

　2ICインターフェイスを通じて、ホストがクリアするまでアサート状態を維持するハードウエア割り込み機能を搭載する。割り込みのアサート後、ADC変換機能は中断することなく継続する。

　優れた赤外線／UV除去機能により、人間の目に近いスペクトル応答を実現している。最大16ビットの可変変換分解能を備え、１ルクス　当たり最大520カウントの可変感度を持つ。測定範囲は0.0019から8千ルクス　で四つのルクス範囲の選択が行える。

　パッケージは、2.0×2.1×0.7ミリメートルサイズの6ピンODFNを採用している。