電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
7月4日120704_04 沖電線 接続部品 コネクタ・プラグ・ジャック・ソケット 一般産業用

20%の細径、軽量化を図った高屈曲ロボットケーブル


 沖電線(川崎市中原区)は、高屈曲ロボットケーブルの「ORPケーブル・シリーズ」の新製品として、高屈曲性能と価格を維持しつつ、20%の細径、軽量化を図った「ORPスリムケーブル」を開発、販売開始した。

 ロボットケーブルは、可動部の配線用として産業機器分野を中心に広く使用される。

 同社のORPケーブルは汎用のロボットケーブルとして09年から販売開始しており、今回のORPスリムケーブルは、産業機器の高機能化や小型・軽量化に伴う、可動部の複雑で高速な動きに対処するためのロボットケーブルへの細径化・軽量化ニーズに対応して開発した。

 ORPスリムケーブルは、従来のORPケーブル・シリーズで実績のある独自開発した強じんで滑性の高い非フッ素系の絶縁材料による高屈曲性能を維持しつつ、芯線の配列構造や素材の見直しを行い、従来比で約20%の細径化と軽量化を実現。多くの品種をそろえ、幅広いニーズに即応できる。

 高屈曲ロボットケーブルとして定格80度C 300Vでは業界最細径を実現。シールド付きオプションとして屈曲性能の優れた銅箔糸偏組タイプも対応。

 省スペースでの高速可動に適しており、半導体製造装置やチップマウンタをはじめとする動作機器の内部配線用として採用可能。同社では、産業機器分野以外の医療機器、初期品機器などの分野への展開も進める方針だ。

 ORPスリムケーブルの屈曲性能は、首振り屈曲性能はケーブル外径の6倍R 2千万回以上。しゅう動性能(ケーブルベア)はケーブル外径の6倍R 1億回以上。捻り性能はスパン500ミリメートル ±180度 2千万回以上。販売目標は13年に3億円以上。


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