入力2.4Ｖ動作のバックライトLEDドライバーIC「ISL9769ｘシリーズ」

　インターシルは、リチウムイオン電池からの低い入力電圧でも動作可能な、新しいバックライトＬＥＤドライバーＩＣ「ＩＳＬ９７６９ｘシリーズ」を発売した。９０％の高い効率を実現する。価格は１千個受注時、１.２０ドルから。

　新製品は最小入力電圧が２.４Ｖと低電圧に対応。静止電流も０.８ｍＡに抑え、リチウムイオン電池駆動のポータブル機器の駆動時間を最大限に延ばせる。

　ＩＳＬ９７６９２は、４チャンネル品で、チャンネル当たりの最大出力電流は４０ｍＡ。同９７６９３と同９７６９４Ａは、６チャンネル品で、チャネル当たりの最大出力電流は３０ｍＡとなっている。

　いずれの製品も、ＰＷＭ調光中の効率を最大化し、可聴ノイズ除去のために有効出力電流周波数を上昇させる出力電流位相シフト機能を備えている。

　リチウムイオン電池の単一電源で動作する際に、バッテリ以外からの入力電圧が不要で、基板サイズと部品点数の低減が可能になる。

　同９７６９２と同９７６９３は、１６ピンのＴＱＦＮパッケージ、同９７６９４Ａは２０ピンＴＱＦＮパッケージを採用している。