電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
8月29日 120829_03 太陽誘電 受動部品 コンデンサ 一般産業用

 使用温度を70度Cに高めたシリンダ型ポリアセンキャパシタ


 太陽誘電は、高い容量密度と低ESR(等価直列抵抗)を特徴とするシリンダ型ポリアセンキャパシタのラインアップに、使用温度の上限を従来品の60度Cから70度Cに高めた製品を加えた。

 今月から太陽誘電エナジーデバイス(長野県上田市)で、「PAS0815LS2R5105」(静電容量1F、最大使用電圧2.5V、ESR70mΩ、直径8×長さ15ミリメートル)と「PAS1016LS2R5205」(静電容量2F、最大使用電圧2.5V、ESR50mΩ、直径10×長さ16ミリメートル)の2品種を月産20万個体制で量産開始する。

 サンプル価格は、1F品が100円、2F品が200円。

 静電容量が10Fや20Fなど、さらに大きい品種も9月以降、順次サンプル出荷を予定している。

 ポリアセンキャパシタは、電極材料に導電性高分子ポリアセン系有機半導体を用いた電気二重層キャパシタ。10万回を超える充放電回数や、高い容量密度と低ESRによる急速な大電流充放電を可能とするなどの優れた特徴を持つ。

 これらの特徴を生かし、スマートメーターのバックアップ電源や、情報通信機器の瞬時停電対策用電源への適用が進んでいるが、屋外機器への適用では従来品より高温での動作保証が求められていた。

 太陽誘電はキャパシタに使用される電解液の設計を見直すことにより、サイズや静電容量、ESRはそのままに、使用温度範囲の上限や最大使用電圧を向上させた。


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