高リプル電流対応のリード型アルミ電解コンデンサ

　日本ケミコンは、デジタル家電や汎用電源、アダプタなどの低圧入力２次側平滑向けに高リプル電流対応のリード形アルミ電解コンデンサ「ＫＺＮシリーズ」を開発した。一部量産を開始しており、今後インドネシアケミコン、台湾ケミコン、ケミコン無錫といったグローバル生産を展開する。

　新製品は、高リプル化を実現するために熱安定性の高い新規電解液を採用。これによって、従来のＫＺＭシリーズに比べ最大１.３倍の高リプル化を達成した。また、同一リプル電流で比較した場合、最大４０％の小型化となる。

　温度範囲はマイナス４０―プラス１０５度Ｃ。定格電圧は６.３―１００Ｖ。静電容量は６.８―２万２千μＦ。サイズはφ５×１１―φ１８×４０ミリメートル。耐久性は１０５度Ｃ１万時間保証。