エクスバンドビームコネクタのパラレル光学モジュール新シリーズ

　日本モレックス（神奈川県大和市）は、エクスバンドビームコネクタの新たな製品シリーズ「ＶｅｒｓａＢｅａｍ」を発表し、第１弾として「ＶｅｒｓａＢｅａｍ　ＰＯＤ（パラレル光学モジュール）ケーブルアセンブリー」を販売開始する。

　ＶｅｒｓａＢｅａｍは、米アバゴ・テクノロジー社のマイクロＰＯＤおよび、ミニＰＯＤパラレル光学モジュールと嵌合する低背、エクスバンドビーム、１２芯のＰＯＤケーブルアセンブリ。

　同ケーブルアセンブリは、通信機器業界で求められるＴｅｌｃｏｒｄｉａ（テルコーディア）規格のＧＲ―１２３５に対応した業界初の製品となる。ジャケットなしリボンファイバタイプに加え、１.８０ミリメートルジャケット付き丸型ケーブルタイプを用意している。

　ＶｅｒｓａＢｅａｍ　ＰＯＤケーブルアセンブリは、独自の垂直嵌合が特徴で、高密度プリント基板上のスペース節減が図れるとともに、基板上での冷却効果と効率的な配線の最適化に貢献する。

　同ケーブルアセンブリは、モレックス製フロントパネルやブラインドメイト光バックプレーンコネクタと嵌合でき、様々なシステムアーキテクチャに対応可能な高密度コネクタの選択肢を拡大する。例えば、多芯光ファイバを一括接続可能なＭＴフェルールを用いることで、ＨＢＭＴ、アレイコネクタや丸型ＭＴコネクタなど同社の高密度コネクタと接続可能。

　用途は、ルーターやスイッチなどの電気通信用途、高速データ通信用途、高速試験装置など。複数の製造施設での生産が可能な体制を構築している。