通信速度20/40ギガbps小型で高効率の光通信ケーブル

　ＴＤＫは、コネクタ内部で電気信号を光信号に変換し、長距離の高速伝送を可能にした光通信ケーブルを開発した。

　新製品は、１３年度から発売予定の通信速度が２０ギガｂｐｓ（１０ギガｂｐｓ×２レーン）のｉｎｔｅｌ　Ｔｈｕｎｄｅｒｂｏｌｔに準拠したＴｈｕｎｄｅｒｂｏｌｔ　ＡＯＣと、ＯＥＭ供給を予定している通信速度が４０ギガｂｐｓ（１０ギガｂｐｓ×４レーン）のＭＳＡ規格準拠のＱＳＦＰコネクタを備えたＱＳＦＰプラスＡＯＣ。

　波長８５０ナノメートルのＶＣＳＥＬ（面発光レーザー）を使用しており、Ｔｈｕｎｄｅｒｂｏｌｔが２Ｗ以下、ＱＳＦＰが１Ｗ以下という低消費電力を有する。

　コネクタ内部は、同社における高密度実装技術や最適な回路設計技術などのコア技術を融合し、小型で高効率の光変換を実現している。接続はホットプラグ対応。周辺機器への電源供給も可能。

　用途は、ＴｈｕｎｄｅｒｂｏｌｔＡＯＣの場合、Ｔｈｕｎｄｅｒｂｏｌｔ　Ｉ／Ｆを搭載したパソコンと周辺機器の接続。ＱＳＦＰプラスＡＯＣは、ｌｎｆｉｎｉｂａｎｄ、ＧｂＥスイッチ、高速サーバー／ストレージ、ルーター、ハブなどの高性能コンピュータ間接続、データセンターネットワークなど。