チップビーズインダクタ「ＦＢシリーズＭタイプ」拡充

　太陽誘電は、チップビーズインダクタ「ＦＢシリーズＭタイプ」で、１６０８サイズ「ＦＢＭＪ１６０８」、２０１６サイズ「ＦＢＭＨ２０１６」、３２１６サイズ「ＦＢＭＨ３２１６」のラインアップを拡充した。カーエレクトロニクスや産業用ＤＣモーターなど、高信頼性が求められる機器の電源ライン用ノイズ対策に使用されるもの。

　中之条工場（群馬県中之条町）および太陽誘電（フィリピン）で、各サイズ月産１００万個体制で量産を開始した。サンプル価格は各サイズともに３０円。

　「ＦＢＭＪ１６０８ＨＳ２２０ＮＴ」（インピーダンス値２２Ω）および「ＦＢＭＪ１６０８ＨＭ１８０ＮＴ」（同１８Ω）は、１６０８サイズで業界最高となる定格電流７.５Ａを実現。

　「ＦＢＭＨ２０１６ＨＭ１２１ＮＴ」および「ＦＢＭＨ３２１６ＨＭ２２１ＮＴ」も高周波ノイズにも対応するため、独自の成形技術で、コイル状の内部導線をフェライトコアに内蔵した構造を採用。これによって、内部導線と外部電極との間に発生する浮遊容量と呼ばれるコンデンサ成分を抑制し、高周波帯域のインピーダンス特性を向上させることに成功した。