電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
11月26日 121126_01 アルプス電気 ユニット センサーモジュール 移動体通信機器用

スマートフォン用超小型デジタル気圧センサー


 アルプス電気は、スマートフォン用デジタル気圧センサーに参入する。温度補正機能付きで3ミリ角サイズの超小型・高精度を実現したデジタル気圧センサーを開発済みで、「13年度第1四半期(4―6月)からの量産化を目指す」(同社営業本部営業企画部センサーデバイスグループ)。

 同社はこれまで、気圧センサー事業では絶対圧タイプのアナログ気圧センサーを製品化し、HDD用を中心に実績を拡大してきた。アナログ気圧センサーの累計出荷数は、08年度上期の量産開始から現在までに2億5千万個を達成しており、特にHDD用ではワールドワイドで高いシェアを確保している。

 同社のアナログ気圧センサーは、50―110kPaに対応し、シンプルでコンパクトなセンサーチップを採用。独自の精密加工技術、MEMSプロセス技術を駆使して、小型・薄型化を実現しており、小型・低背タイプ、アンプ搭載タイプ、防水タイプなど豊富なバラエティをそろえている。

 これらの技術をベースに、新たに絶対圧タイプのデジタル気圧センサーの開発に着手し、温度補正機能付きの高感度タイプで、3ミリ角サイズの超小型デジタル気圧センサーを開発した。アプリケーションは、スマートフォンや万歩計などがあり、「特にスマートフォン市場でのシェア拡大を目指す」(同)。

 気圧センサー(アナログ式/デジタル式)の量産は、センサー事業の開発・生産拠点である長岡工場(新潟県長岡市)で行う。

 スマホへのデジタル気圧センサーの搭載は、一部、海外メーカー製の端末などで搭載機種が製品化されており、今後、スマホの高機能化に伴い、搭載率拡大が期待されている。


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