電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
11月28日 121128_02 テキサス・インスツルメンツ 半導体集積回路 専用IC 一般産業用

無線給電規格「Qi」に準拠し大充電エリア実現の送電/受電IC


 日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は無線給電規格「Qi(チー)」に準拠し、大きな充電エリアを実現する送電IC「bq500410A」と受電IC「同51050B」を発売した。三つのコイルを使用する「A6トランスミッタ」をサポートし、従来のコイル一つの無線給電システムに比べ4倍の充電エリアを実現する。

 同社は無線給電規格Qiに対応した受電/送電ICを展開。今回の新製品では、業界で初めて同規格の最新版「WPC1.1」に対応した。

 パソコンや家具などに取り付けられる送電IC同500410Aは、同規格で定められている三つのコイルを使用したA6と呼ばれる送電用コイル配置に対応した製品。

 A6では、70×20ミリメートルの充電エリアを実現。これまで1コイルによる送電システムでは充電エリアの大きさは18×18ミリメートルだったため、4倍程度広い面積の充電エリアを実現する。WPC1.1で追加された異物検出機能などにも対応する。トランスミッタ入力電圧は12V。パッケージは、7ミリメートル角サイズ48ピンQFNを採用している。  充電を行うモバイル機器側に搭載する受電IC同51050Bは、無線給電機能に加え、バッテリチャージャ機能も内蔵。従来、外付けで必要だったバッテリ充電回路が不要で、基板面積も最大60%縮小できる。

 パッケージは1.9×3.0ミリメートルサイズのWCSPと4.5×3.5ミリメートルサイズのQFNの2種がある。充電電圧は4.2V。同4.35V品(型番=同51051B)も用意している。


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